花粉症とコンタクトレンズ
花粉症とは?
- 「花粉症」と言う言葉が使われるようになって久しいですが、これはアレルギーの1種です。ある特定の物質に対して免疫反応をおこす症状ですが、花粉に対してこの症状がでるのが「花粉症」です。
代表的なものがスギ花粉に対するもので「花粉症」の代名詞になっているようです。
コンタクトレンズを装用している方にとってはコンタクトレンズに付着した花粉が問題になってきます。
花粉の飛散情報(外部サイト)
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花粉症原因植物の飛散時期
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▼樹木の飛散時期
・スギ…2月~4月
・ヒノキ…3月~5月
・ハンノキ…2月~4月
・シラカンバ…4月~6月
・マツ…5月~6月
・イチョウ…4月 -
▼花粉の飛散時期
・カモガヤ…5月~8月
・オオアワガエリ…5月~8月
・ハルガヤ…3月~8月
・ブタクサ…6月~7月
・カナムグラ…8月~9月
・ヨモギ…8月~10月
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花粉症の症状は?
「花粉症」の3大症状は「クシャミ・鼻水・眼の痒み」で、眼が痒くてこするのは眼にとって悪い影響が大きいです。花粉症・アレルギーの検査
一般的に血液から調べる検査が主のようです。ここでは2種類の検査を挙げておきます。①少量の採血をして調べる検査⇒結果が出るまで数日かかりますが、いろいろな種類のアレルギーの原因が1度にわかります。
②指先等からの極微量の血液で調べる検査⇒その場でスギ・ネコ・ダニのアレルギーの判定が出来ます。
花粉症の目薬
症状を緩和する抗アレルギー剤や、かゆみ等の症状が強いときに処方されるステロイド剤があります。早めに対処すれば症状が出るのを遅らせたりも出来ることがあるようです。種類 | 症状 | 効能 |
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抗アレルギー剤 | アレルギー性結膜炎等 | アレルギー症状の予防、かゆみの緩和 |
ステロイド剤 | 重度のアレルギー性結膜炎、 巨大乳頭結膜炎など | かゆみの緩和 |
花粉症の目薬は、眼科受診のうえ、処方してもらう必要があります。
コンタクトレンズ装用者は、花粉症にもしっかり対応できる眼科でコンタクトレンズの処方をしてもらうと便利です。
花粉症の時期、どんな種類のコンタクトが良いか?
コンタクトレンズに付着した花粉はどんなに念入りにケアをしても、全て落とすことは不可能と思われます。ですから、付着した花粉ごと毎日捨てられる1日使い捨てタイプが1番です。
2週間使い捨てコンタクトレンズも使い捨てではないコンタクトレンズ、特にソフトの通常コンタクトレンズよりは良いかもしれませんが、1日使い捨てタイプにはおよばないでしょう。
ご自身の症状の程度に合わせてこの時期だけでも、コンタクトレンズの種類を1日使い捨てタイプに変更された方が良いと思われます。
コンタクト装用時の点眼について
1日使い捨てタイプのコンタクトレンズであれば良いとおっしゃる先生も多いようですが、必ず相談してからにした方が良いと思います。メガネについて
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やはり花粉の時期は眼の負担をなるべく軽減させたいので、コンタクトレンズの装用はなるべく控え、メガネを併用するのが望ましいでしょう。
どうしてもコンタクトレンズをしたい時は1日使い捨てタイプ、それ以外はメガネで過ごすのがベストかもしれません。
症状を少しでも抑えるには
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花粉に触れないのが1番でしょうが、それは不可能なので以下の項目を参考にしていただいて少しでも症状を軽減して下さい。
外出時はマスク、眼鏡、帽子、マフラーの着用を心がける。
花粉を家の中に入れないように入る前に衣服を良く払いましょう。
たばこ、お酒は控える。
バランスのとれた食生活を心がける。