コンタクトレンズ装用と紫外線予防
日常的に気を付けなければいけない紫外線。実は目も、紫外線によって日焼けをするのです。
紫外線を多量に浴びすぎてしまうと、白内障などのトラブルを引き起こしてしまう可能性があります。
ここではコンタクトレンズ装用と紫外線予防についてご説明いたします。
最初に紫外線とは?
-
太陽光のなかには人が見ることの出来る(感じ取れる)可視光線と、それ以外の赤外線・紫外線があります。
波長の短い物が紫外線になりますが、その中でも波長の長さにより
「UV-A」、「UV-B」、「UV-C」と分かれます。- ■UV-C 大気層(オゾンなど)に吸収され地表には届きません。
- ■UV-B ほとんどは大気層(オゾンなど)に吸収されますが、一部は地表に届き眼や皮膚に有害です。
- ■UV-A UV-Bほどの影響力はないが長時間浴びると健康に影響すると言われています。
要注意!時期による紫外線量の差
日本では、太陽が真上に来る春から夏にかけて紫外線量が増加し、6月から8月が一番強くなると言われています。
- また、空気が薄くなると量が増え(高地の方が多い)、
雪や砂は紫外線反射が強いので、海や冬の山では影響が強くなります。
CASE:紫外線と白内障
- 白内障は水晶体が濁る病気です。
白内障の原因で最も多いのは加齢によるものですが、紫外線による影響もあります。
紫外線は大半は角膜で吸収されますが、わずかは水晶体を通過します。
長年にわたり紫外線を浴び続けることにより、水晶体のたんぱく質が変性し濁ってしまい、白内障になってしまうこともあります。
予防策紫外線からの防御
- 紫外線の眼への影響を防止する方法としては、
- ・帽子を被る
- ・サングラスをする
- ・UVカット機能のコンタクトレンズを使う
サングラスではコンタクトレンズの材質がプラスチックの場合、色がついているだけでは紫外線は通過してしまいますので、UV加工がしてあるものを使用することが条件となります。
コンタクトレンズは、直接角膜の上にのせて覆っているのでUVカットの効果はサングラスより高いという考えもありますが、試験等により実証されてはいないそうです。
しかし、紫外線の影響が心配な方で近視などでコンタクトレンズ使用されている方にはUVカットのコンタクトレンズの装用をお薦めします。
- まぶしい=紫外線が強い、ではない!
- まぶしいのと紫外線量が多いのと混同されている方が一般に多いようですが、まぶしいと感じるときはあくまでも光量が多い為であり、紫外線が少なくてもまぶしく感じます。
又、これからの時期は多少曇っていても紫外線量は多いので、油断すると日焼けしてしまいます。
逆に、UVカット機能のコンタクトレンズを装用してもサングラスのようにまぶしいのを押さえてくれることはありません。 Jコンタクトではカラー付き、UVカットのメガネもお作りしております。